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『小寒』

明日、1月5日は、『小寒』(しょうかん:二十四節気)です。1年でもっとも寒い時期を迎えました。
皆様、あけましておめでとうございます。

大寒波とともに寒の入り
昨年末から日本は「数年に一度」の寒波に見舞われています。特に日本海側では例年になく年内から大雪となり、日常生活にも支障が出るほどの積雪となっています。いつもなら新幹線や飛行機での帰省ラッシュが話題になるころですが、コロナの影響で人の動きが少なかったことが、せめてもの幸いです。
「小寒」は1年でもっとも寒い時期の始まりを告げる日で、「寒の入り」ともいいます。小寒から大寒の終わる2月2日までを、「寒中」ともいい、この間に出す季節のご挨拶を「寒中見舞い」といいます。

寒仕込み
味噌や日本酒などで「寒仕込み」と書かれているのを見たことがあると思います。これは寒中などの寒い時期に仕込んだものという意味です。味噌も日本酒も発酵食品ですが、気温が低くなると雑菌が少なくなることと、発酵がゆっくり進むため、より深い味わいになるといわれています。味噌を発酵させる麹菌は一般に25~30度くらいになるともっとも活性化します。大量生産される味噌は仕込み始めるとずっとこの温度帯で保管され急速に発酵させるので、3か月程度で味噌になります。これに対し、寒仕込みの味噌は活性化するよりずっと低い気温のままゆっくり発酵させながら、活性化する夏を迎えるため、仕込んでから食べられるようになるまでには早くても10か月はかかります。この時間が、深い味わいという価値をつくるのです。

七十二候
小寒のころは
『水泉動(すいせん うごく)』:地中で凍った泉が動き始める
『芹乃栄(せり すなわち さかう)』:芹がよく生育する
とされています。
もっとも寒い時期を迎えたとはいえ、やはり「冬来たりなば、春遠からじ」なのです。
今年もよろしくお願いいたします。

次回は、1月7日、『人日の節句』です。

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by alexandro13036 | 2021-01-04 12:00 | 季節のつぶやき | Comments(0)

by alexandro13036