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『八月十五夜』

明日、10月1日は、『八月十五夜』(はちがつじゅうごや)「中秋の名月」です。10月だけど八月なの?と思われる方も多いと思いますが、旧暦をいまの暦に合わせると大きくずれてしまう年もあります。

十五夜
旧暦は月の動きに合わせて作られた暦なので、十五日目の夜、つまり十五夜はほぼ満月になります。「ほぼ」というのは、月は地球のまわりをぴったり30日で一周するわけではないので、これも天文学的な満月とは少しずつずれてしまうからです。今回も天文学上は10月2日が満月ですが、旧暦では1日が十五夜になるため、1日、ずれています。
「八月十五夜」は、中秋の名月とも呼ばれていますが、暑い夏も盛りを過ぎ、秋も中ごろまでくると収穫時期とも重なり、ホッと一息できるのがこのころ。たまにはのんびり月でも眺めましょう、という時期なのです。

中国では
八月十五夜に月を眺める習慣は中国から伝わりました。この日を中国では、「中秋節」として祝います。休日にもなっていて、家族全員が集まって、まあるい月のように「家族円満」で過ごせることを祝います。月餅を食べるようになったのは明(ミン:14~17世紀)の時代ごろからと言われています。でも、いろんな事情があって、家族が揃わないこともあります。11世紀ごろの政治家で文豪ともいわれた蘇東坡(スートンポー:そとうば)は、そんな夜をこう詠いました。

『但愿人長久、千里共嬋娟』
(いまは遠く離れて暮らしているが、今宵は同じ月を愛でよう)

また、中国にはこんなことわざもあります。
『有缘千里来相会』
(縁があれば、遠く離れていてもまた会える)

コロナで会いたい人に会えなくても、こんなふうに思えば、まるで実際に会っているような気持ちになれますね。天気が気になりますが、明日の夜は空を見上げてみてください。

次回は、10月8日、『寒露』です。

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by alexandro13036 | 2020-09-30 12:00 | 季節のつぶやき | Comments(0)

by alexandro13036