『小暑』と『七夕の節句』
明日、7月7日は、『小暑』(しょうしょ:二十四節気)と、『七夕の節句』(たなばた、しちせき:節句)です。
小暑
「小暑」は、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になるころ、とされています。とは言うものの、つい先日、九州では大雨となり、川の氾濫や土砂崩れが相次ぎました。東京ではまだ朝晩は涼しいですし、梅雨明けは遠いようです。
七十二候では、下記のころとされています。
『温風至(おんぷういたる)』:暖かい風が吹いて来る
『蓮始開(はすはじめて はなさく)』:蓮の花が開き始める
早朝に蓮の花が咲く音を聴いてみたいです。
うちのベランダでは朝顔が毎日、咲くようになり、ゴーヤも今年初めての収穫を迎えました。
七夕の節句
「七夕」は、“たなばた”とも“しちせき”とも読みます。五節句の1つで、選ばれた乙女が水辺の小屋で機を織り、それを神に捧げ、厄を祓う行事でした。機を織る機械のことを「棚機(たなばた)」と呼んだことから、これを「七夕」と読み替えたといわれています。
七夕祭りといえば仙台が有名です。仙台では旧暦に合わせて毎年、8月6日から8日に開催されますが、今年はコロナのために中止になりました。7月、8月は京都の祇園祭、大文字焼き、青森のねぶた、徳島の阿波おどりなど、毎年100万人以上を集める祭りが次々と開催される時期なのですが、今年はほとんどが中止。開催しても規模はぐっと縮小されることになりました。全国の花火大会も中止が相次ぎ、さみしい夏になりそうです。
せめて七夕くらいは、それぞれの家で笹を立て、短冊には『コロナ退散!』と書いて祈りましょう。
次回は、7月19日、『土用』です。